※タイトルの下に黒白反転用のリンクがあります。
※目次は見出しレベル2で確認できます。
WSLはWindowsの拡張機能として用意されていて、仮想のOSを動かす事ができる。正式名称はWindows Subsystem for Linuxで直訳すると、リナックスのためのサブシステム。
Linux(リナックス)はOSの一つでCLIではUNIX系コマンドを使う。Linuxはwindowsやmacと違って様々な種類があり、GUIもあるがCLIの利用者も多い。WSLではCLIのみ提供されている。
WSLは分かりやすく言うなら、パソコン上で架空のパソコンを動かすことができるシステムである。(私は最新バージョンのWSL2を使用中。)
Windows10とWindows11の間で拡張機能を有効にする方法が少し違うが、Windows10は今年(2025年)の10月でサポートが終わってしまうのでWindows11の場合を主に紹介する。有効にする方法は、設定の「システム>オプション機能>Windowsのその他の機能」の中の「Linux用Windowsサブシステム」にチェックを付ける。
拡張機能を有効にした後は、Windowsで用意されているCLIのコマンドプロンプトを使ってLinuxをインストールする。
スタートメニューからコマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行(エンターキーを押す)する。(コマンドはすべて半角英数字)
PC-TALKERは実行結果を勝手に読み上げるがctrl+alt+上下矢印で一行ずつ確認できる。
wsl --install
インストールに成功した後、再起動を求められる場合は再起動をする。コマンドプロンプトで
ubuntuを実行すると、ユーザー名、パスワードなどの基本情報の入力を求められるので入力し、一行入力できたらエンターで確定する。基本情報は後からも変更可能だが変更方法は省く。Windowsでいう初期設定に相当。
全ての入力を終えると以下のような入力待ちになる。
ユーザー名@pc名:~$
入力待ちとはCLI上でユーザー(あなた)がコマンド又は入力事項を入力して実行するまで待機している状態を表す。ほとんどの場合Linuxでは入力待ち状態の間は行末に「:」又は「$」又は「#」が表示される。
ユーザー名とpc名は初期設定の時に決めた名前が表記される。
/基本的なファイル操作のコマンドではWSL2じょうでファイル操作に必要なUNIX系コマンドの使い方を紹介する。